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「千と千尋の神隠し」の舞台で知られる台湾九份の見どころとは?名物グルメもご紹介

赤い提灯がどこまでも連なるノスタルジックな光景が印象的な台湾の九份。宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」の雰囲気と九份の街並みが似ていることでも注目を浴びており、台湾旅行で、多くの人が必ずといっていいほど訪れたい人気の場所です。そんな九份とはいったいどのようなスポットなのでしょうか。

本編では、九份でおすすめのフォトジェニックなスポットや人気グルメ情報をご紹介いたします。それではさっそく九份の街の魅力に迫ってみましょう。

台湾の九份はどんなスポット?

台北から約1時間30分ほどの山あいにある九份(きゅうふん、台湾読みでジョウフェン)は、どこか懐かしいようなノスタルジックな雰囲気が漂う小さな街。

旅行会社のオプショナルツアーで訪れる方がほとんどですが、台北市内からは、電車とバスを乗り継ぐか、もしくは直通バスやタクシーを使って個人でも行くことができます。

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九份の歴史

19世紀末に金鉱が発見され、ゴールドラッシュで栄えた九份は、金鉱脈が尽きるとともに一時期さびれてしまったものの、その後大ヒットした台湾映画「非情城市」のロケ地として再び脚光を浴び、映画ファンのみならず、世界中から観光客が押し寄せる人気の観光スポットになりました。

また、レトロな街の雰囲気がまるでスタジオジブリの長編映画「千と千尋の神隠し」の世界と似ていることで話題となり、台湾=九份のイメージを抱く日本人の方も多いのではないでしょうか。

九份観光の定番ルートは、素朴な雰囲気のショップやレストランが軒を連ねる基山街(ジーシャンジェ)を通って、旅行パンフレットなどでお馴染みの豎崎路(シューチールー)階段を下りるコースが一般的。

ここでは名物グルメを食べ歩いてみたり、雑貨やお土産を見て回ったり、カフェでお茶を楽しんだり、絶景を眺めたり。映画のシーンに想いを馳せながら散策するのもいいですね。

九份は、年間を通じて雨や霧が多いので、台北を出発する時は晴れていても九份に着いたら雨が降っていたなんてこともしばしば。観光客で混雑する九份では、折りたたみ傘がひろげにくいのでレインコートなどの雨具を用意しておくと安心です。また、急な階段を登ったり下りするため、履きなれた靴と動きやすい服装がおすすめですよ。

九份へ訪れたらここへ行こう!

九份には、フォトジェニックなスポットがいくつも点在しており、カメラ好きにはたまらないエリアです。ここではテレビや雑誌でよく見かける茶屋(カフェ)や名物階段など有名な撮影スポットを3つご紹介いたしますね。

海悦楼(かいえつろう)茶坊

海悦楼茶坊は、「千と千尋の神隠し」のモチーフとなったといわれる舞台「阿妹茶酒館」の向かいに立つお店で、テラス席からは、阿妹茶酒館の全体が見渡せるベストスポットになっています。さら海悦楼茶坊の3階にあるテラス席からは、上から見下ろすように撮影できるのがポイント。

もちろん店内へ入る際は、注文が必要になりますが、阿妹茶酒館がライトアップされる夕暮れから夜にかけて、移り行く幻想的な景色を見ながら店内でゆったりと過ごせるのでおすすめですよ。 

豎崎路(シューチールー)の階段

赤い提灯が揺れる豎崎路の階段は、九份らしいノスタルジックな世界が広がるフォトジェニックなスポット。とくに、下から見上げる風景が人気ですが、100段近くある石段の両サイドには、レトロな建物やお店が立ちならんでいるので、どこからの構図でも雰囲気ある写真が撮影できます。ここは、多くの観光客が途切れることなく、ひっきりなしに通る場所なので、三脚を使って撮影をされる場合はまわりの迷惑にならないよう気をつけましょう。

九份は、昼と夜とではまったく雰囲気が変わるのが大きな魅力。活気あふれる昼間の雰囲気もいいけれど、ライトアップされる夜の幻想的な美しさは、九份へ訪れたなら一度は見てみたいもの。夕暮れ時は、身動きできないほど人であふれかえっていますので足元にはお気をつけください。

阿妹茶樓(あめおちゃ)横の階段

ゴールドラッシュ時代の大邸宅をリノベーションした「阿妹茶樓(阿妹茶酒館)」は、九份で一番有名な茶芸館として大人気。さらにレトロ感満載のこちらの建物をメインに撮影しようと、とにかく狭い路地にはたくさんの人でいつも混雑しています。

ちなみに「阿妹茶酒館」は、「千と千尋の神隠し」に出てくる「湯婆場の屋敷」だと自称しているのですが、スタジオジブリ側は、九份は『千と千尋の神隠し』の舞台ではないと発表しているのだそう。ここでは映画の舞台であるかどうかはさておき、九份の幻想的な美しい景色を心ゆくまで楽しむのがよいかもしれませんね。

九份に行ったら食べておきたいグルメ!

九份に訪れたら食べたい人気のB級グルメを3つご紹介いたします。どこも人気店のため混雑はしていますが、並んでも食べたいおすすめグルメをどうぞご覧ください。

芋圓(芋団子)

九份名物「阿柑姨芋圓(アーガンイーユィユエン)」の芋圓(45元)は、タロイモと小麦粉で作ったお団子のこと。あったかいシロップをかけるホットか、もしくはアイスを選べますが、台北よりも気温の低い九份では、とくに寒い日にホットで温まるのもいいですね。広い店内からは、九份の街並みが一望できますよ。タロイモでできた作りたてのお団子はモチモチと柔らかく、甘さが控えめでとっても美味しいですよ。

草仔粿(草餅)

もち米を使った台湾の伝統的なお菓子といえば、草仔粿(草餅)も忘れてはなりません。3代続く老舗「阿蘭草仔粿(アランツァオワグイ)」では、できたてほっかほかの草餅をどうぞ。餡入りの草餅のほか、切り干し大根やからし菜などが入った草餅も売られています。甘いものが苦手な方はぜひトライしてみてはいかがでしょう。

魚丸(魚のつみれ)

基山街の入口すぐの坂道にある「九份傳統魚丸(ジィウフェンチュアントンユーワン)」店では、綜合魚丸湯(50元)がこのお店の看板メニューです。魚丸とは、魚のすり身団子スープのことで、台湾料理の定番のスープです。また、豚肉餡を包んだ団子スープなどほかにも種類はありますのでお好みで選べます。

九份に訪れるおすすめの時間は?

台北から日帰りで訪れることができる九份ですが、おすすめの時間帯はいつなのでしょうか。ここでは、朝、昼、夜それぞれの様子をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。 

朝〜お茶を飲みながらキレイな景色を楽しむ

九份では、夜のライトアップされる時間帯に訪れる方が多いため、朝は比較的に観光客が少ないのが特徴。混雑が苦手な方は、静かな街の雰囲気を感じることができる朝がおすすめです。また、標高の高い九份からは、天気がよければ基隆方向の港まで気持ちよく見渡すことができます。カフェテラス席で絶景を見ながらゆったりとお茶を嗜むのもいいですね。

昼〜賑やかな九份老街を楽しむ

九份では、夕暮れ時の17時過ぎから人が多くなり、狭い路地も人であふれてしまうため、混雑は避けられません。もしゆったりとカフェやショップ巡りをしたければ日中に訪れましょう。にぎやかな街並みを散策するのも九份の楽しみ方の1つですよ。また、九份の大人気スポット「阿妹茶酒館」も昼間であればベストポジションで撮影ができます。

夜〜ライトアップされた九份を楽しもう

赤い提灯が並ぶ九份の景色が一番美しく見えるのは日没前後の夕暮れ時。九份から見渡す遠くの山々や基隆港は、真っ暗な時間になると見えなくなるため、できれば日が落ちる前にゆとりを持って到着するのがベスト

夜になると、ライトアップされた九份はさらに美しく妖艶な雰囲気が漂い、まるで映画のシーンに迷い込んだかのよう。ただし、たくさんの観光客で路地が埋め尽くされ、とくに週末は大変な混雑になるため、できれば週末を避けて訪れるのが無難ですよ。

また、19時頃にシャッターを閉めるお店も多いので、食べ歩きやお土産探しが目的の方は早めに九份へ向かいましょう。台北行きの帰りのバスも夕方の渋滞ラッシュで到着が遅れる可能性もありますのでお気をつけください。

台湾九份のまとめ

台湾観光の定番スポットである九份は、日本ではないのにどこか懐かしいような雰囲気の街並みと、赤い提灯が連なる神秘的な美しさがとっても魅力的なスポットです。映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった舞台としても話題にはなっていますが、映画のシーンを探しながら観光するよりも、九份の幻想的な雰囲気を丸ごと味わう方がよいかもしれません。

九份はとても小さな街なので、23時間あれば十分に見て回ることもできますが、人の少ない静かな朝、にぎやかな昼、ライトアップが美しい夜と、時間帯を変えればまた別の顔を楽しむこともできます。人気スポットだけに、ライトアップの時間帯はとくに多くの観光客で混雑しますので、覚悟のうえノスタルジックな世界へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

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